将来の課題②

前回老後の生活における資金面についてでしたが、今回は身体面ついて。

今、日本は「超高齢社会」と呼ばれています。

日本の総人口のうち28%が65歳の高齢者という割合となり、2025年には約30%、

2065年には約40%、約3人に1人が65歳以上の高齢者となります。

また「超高齢」の日本では、「認知症患者」の数も増加し続けています。

年齢階級別の認知症有病率によると、2012年は認知症高齢者数が462万人と65歳以上の高齢者の約7人に1人で

したが、2025年には約5人に1人になるとの推計もあるようです。

こうしたデーターからも家族や自身がいつ認知症になってもおかしくありません。

生命保険文化センターの調査によると、認知症になった場合の介護費用の平均は約8.3万とされています。

また具体的な費用については、通院による医療費が月額3万9600円、介護費用は在宅介護が年額約219万円、

施設介護が年額約353万円との推計があるようです。

認知機能が低下していく認知症の介護は、ほかの要介護者よりも手がかかります。

老後にはいくつもの課題があります。

もし、家族や自分が認知症になっても安心して暮らしていくために、どういった生活を送りたいか、

医療や介護についての方針、資金面について話し合うことが必要だと思いませんか?